北京 第二天 @金山嶺長城


北京市内を8時半に出発して河北省との境まで車で約3時間弱、でもまだ北京市内(どんだけでかいの〜って、四国4県を合わせた広さらしい)環柔区にある金山嶺。途中、国家事業?の大緑化工事が行われていました。そう昔は騎馬民族の侵入が脅威だった北京、今は砂漠化と懸命に闘っているのです。私にとっての8回目の長城、そして5年越しの念願を実現・・・で気合いが入っているけど、その期待に応えるべく、考えられない最高の天気!PM2.5と黄砂を心配していましたが、気温20度ほぼ無風晴天とこれ以上ない条件。金山嶺の西側から東に向かって22の見張り台を歩く約4時間弱の行程。結構up and downがあり、足腰に来ますが、何よりもずっと前方に、見る人を圧倒する「司馬台長城」が眺めて歩けるのがうれしい。2009年の新年はその「司馬台」で迎えたのですが、多分人生でベスト3に入る初日の出&新年でした。零下15度体感温度は零下20度。空けたビールがたちまちシャーベットになったっけ。残念ながら司馬台はここ数年補修のため閉鎖されていて、再開の見込みは???ならしい。改めて司馬台を金山嶺から眺めて思うこと・・・どうしてそこに壁を作る必要があるのというほど、絶壁なんですが。もうこれは権威と軍力・国力を誇示し、異民族を威圧する象徴ですね。でもその近寄りがたい鋭利な太刀または魚の背びれのような稜線を眺めながら、息を切らして歩く。さて、次はどの長城にしようか?